公募で購入したRIZAP株。あれよあれよと株価が下がり、半値程度に。金額が少なかったのがせめてもの救いか。。。
もうしばらく塩漬けするのか、それとももう見切るか、中間決算を見ていきましょう。
まず、売上については、前年同期比+465億円の1,091億円。まぁこれはM&Aしてきているから当然っちゃ当然。
問題の営業利益は、前年同期比▲138億円の▲88億円。結果として営業利益は大幅に下方修正し、見込み比▲263億円の▲33億円の営業損失へ。。
昨年度は上期営業黒字が49億円、下期が86億円と、基本的には下期偏重で(季節性もないので、偏重理由はもう少し調べたい)、今下期は55億円の営業利益を見込むが、達成できるかどうか。。
営業CFは前年同期比▲86億円の▲76億円、投資CFは前期比▲34億円の▲87億円。財務CFは言うまでもなくプラス。なんせ公募増資で354億円調達してますからね。。結果として現預金は572億円。推移を見てみると以下の感じ。
(億円) | ||||||
2017/3月期 | 2018/3月期 | 2019/3月期 | ||||
上期 | 通期 | 上期 | 通期 | 上期 | 下期 | |
営業CF | -6 | 2 | 10 | 1 | -76 | |
投資CF | 15 | 29 | -54 | -35 | -88 | |
財務CF | 118 | 111 | 112 | 227 | 299 |
負ののれんの影響で、利益は出ているがキャッシュは生み出せてないことがよくわかります。
インベスター猫の意見としては、「負ののれんによる割安購入益」については問題ないと考えています。簿価より安く買えるのであれば問題ないでしょ?違法でもないし、会計を上手く利用した経営テクニックともいえる。問題なのは買った後。純資産以下で買えるのは、それは何かしらの問題があるから。買収した会社が持つ資産や親会社のブランドにより再建させる力があれば、企業価値は向上し、「安い買い物をした」ということになる。
一部報道で、プロ経営者の松本氏がCOOを外れたことについて、旧経営陣との軋轢が生じたなどの報道があったけれど、インベスター猫の印象としては、「事業再生担当」となっただけで、問題ないと判断。カルビーの株価を9倍にした名経営者であり、今後に期待したいと思います。
今回の発表は、構造改革のために痛みを出すが、RIZAPも自己改革にコミットメントした、とポジティブにとらえ、もう少し塩漬けしようと思います。
でも、今期はいくらか利確してるので、それとぶつけて損益通算してもいいかな・・・
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