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87歳暴走車による母子死亡事故はまた起きる

東京・池袋で金曜日の昼間、突然起きたあまりにも悲しすぎる事故。

どんなに自分が、子供が、大切な人が交通ルールを守って青信号を渡っていたとしても、暴走車によって命を奪われてしまう危険。

そんな危険は、制度でなくせるならいますぐに改めるべき。

こんなブログに何を書いても無力ですが、何もしないよりマシと思い、高齢者による交通事故防止のために、免許制度の改定を願って書きます。

他人事でない

私も、子供を自転車の後ろに乗せることがあります。自転車で青信号を渡っていた被害者の母子は、自分たちだったかもしれない。

また、親族に70代で運転している人もいます。加害者は、自分の親族だったかもしれない。将来年老いた自分が加害者になるかもしれない。

超高齢社会の日本では、今後も高齢者による事故の増加が想定され、とても他人事ではありません。

現在の制度の問題

現在の制度では、75歳以上の免許更新の場合、認知機能検査を受けます。

この検査で「認知症」と診断されれば、免許証は停止・取り消しされますが、「記憶力・判断力に少し低下がある」と判断された程度では、3時間講習を受ければ更新されてしまいます。

3時間講習の中身は、座学・運転適性検査(120分)、実車(60分)ですが、試験ではないので、「講習を受けさえすれば全員更新」になります。

 

問題点1)認知機能検査の実効性はいかほどでしょうか?認知機能検査の内容を見て、私は衝撃を受けました。内容は下記のとおりで、小学生程度の認知であれば合格できてしまいます。小学生は、免許をとれないのに。

認知機能検査の内容は?
「時間の見当識」・「手がかり再生」・「時計描画」の3つの検査を行います。

時間の見当識
検査時の年月日、曜日及び時間を回答していただきます。

手がかり再生
16種類の絵を記憶し、何が描かれていたかを回答していただきます。

時計描画
時計の文字盤を描き、指定された時刻を表す針を描いていただきます。

(出典:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/menkyo/koshu/koshu/over75.html

 

問題点2)また、講習の実効性はいかほどでしょうか?たった3時間で危険な運転は阻止できるのでしょうか。60分の実車で危険な運転の予兆を察知できたとしても、その人を不合格にすることもできないのに。

問題点3)さらに、運転には体力や運動能力も必要です。認知機能検査ではそれらをはかれません。今回の事故を起こした87歳男性も、足が不自由だったそうです。

問題点4)更新の頻度も問題です。加害男性の運転能力も、もしかしたら前回更新時は問題なくて、その後問題が出てきたのかもしれません。

 

高齢者の運転問題に詳しくない私でも、すぐにこれだけの問題点がわかります。実際には、これら以外にも、もっと多くの問題点もあるのかもしれません。

家族の説得ではどうにもならない

高齢者の免許返納問題でやり玉にあげられるのが「家族はどうして説得しなかったんだ」という問題ですが、人の命を奪うかもしれない重要な責任を家庭内に押し付けてはいけない。

家族だからこそ説得に素直に応じられないこともあるし、高齢者は頑固になる傾向もある。

そんな回り道をしているうちに新しい事故が起きてしまうかもしれない。

家族の説得が一番実効性があるのであればそれで構いませんが、そうではないはず。

一番の実効性は、法改正ではないでしょうか。法律が変われば、それに従わざるを得ない。人命にかかわる問題なのだから、いますぐ制度改革すべき。

また、認知症が悪化したら、免許証を返納しても自家用車を運転してしまうこともあるそうです。

自家用車の引き渡しと合わせて、実効性のある制度を求めます。

そうでないと、被害者も加害者も、それぞれの家族も、ただただ不幸になるだけです。

車がないと生活できないという主張

切実な主張だと思いますが、人命にかかわる問題であれば、ほかの対策をとるしかありません。

配送サービスや運転代行サービスを拡大するなど、社会全体で取り組んでいかなくてはいけない。

今回の事故の概要

第一報では、ごみ収集車と乗用車の事故に歩行者が巻き込まれたような報道がされていましたが、ふたを開けてみれば高齢ドライバーの暴走でした。

各種報道による経緯をまとめます。

事故現場に至る左カーブの辺り:同乗の妻が「危ないよ、どうしたの」と声をかけ、運転していた87歳男性が「あー、どうしたんだろう」と応じる。

一つ目の事故:ガードパイプに接触。これで男性がパニックに陥ったのではという報道も。その後速度を上げる。

二つ目の事故:ガードパイプから70メートル先の交差点を赤信号で進入。自転車で横断中の70代男性をはねる。

三つ目の事故:さらに80メートル先の交差点を赤信号で進入。自転車で横断中の母子をはねる。31歳の母親と3歳の娘が死亡。

四つ目の事故:左折で進入してきたごみ収集車に衝突。ごみ収集車は横転。このはずみで、別の歩行者4人もはねる。信号待ちをしていた対向車線のトラックにぶつかってようやく停止。

事故直後、「アクセルが戻らなくて、人をいっぱいひいちゃった」と息子に電話。

最初の事故から、ブレーキを踏んだ形跡も、ハンドルを操作した形跡もなく、猛スピードで次々と人をはねたそうです。

車のエアバッグは正常に作動し、現時点で車の機器の故障は確認できておらず、運転席の足元には缶やペットボトルなども落ちていなかったため、車のせいではなく、運転ミスの可能性が高いとのこと。

せめて、最初に人を轢いた段階で止まっていれば、死者は出なかったのに・・・。自動運転技術が進めば、今回の事故は防げたのでしょうか。

加害男性について

・近隣住民によると、2018年春ごろから「もう車の運転はやめる」と話していた。

・しかし、その後も免許返納することなく、運転を続けていた。

・最近は自宅マンションの車庫入れに手間取る様子も目撃されていた。

これ、もう本当に、法律が強制力をもって免許と車を取り上げていれば、防げた事故だったのではないでしょうか。

今回、加害男性の経歴が超エリートだったことや、メディアが「容疑者」と報道しないことなどにも注目が集まってしまっていますが、大事なのは、今後、どうやって同じような事故を防いでいくかだと思います。

そうでないと、タイトルに書いたように、悲劇は繰り返されてしまう。

その被害者や加害者やその家族は、私や、あなたかもしれない。

社会全体で高齢者の運転問題を考え、実効性を担保する法改正がなされることを心から願います。

 

なお、メディアが加害者を「容疑者」と報道しない理由については下記などに詳しいです。要は、容疑者という呼称は、逮捕や指名手配された場合に使用される。逮捕は、逃亡や証拠隠滅のおそれがある場合などのときだけ。今回のケースでは、逃亡も証拠隠滅のおそれもないため、(一般的な交通事故と同様に)任意捜査で進める。任意捜査だから罪に問われないわけではなく、罪に問われるかどうかは送検後、起訴されるかどうかや裁判の中で決められていきます。

 

headlines.yahoo.co.jp